2017年04月14日

経産省へ行ってきました



オランダからCITES(ワシントン条約)の書類が届いたので日本でも手続きします。
ハルモニウムの鍵盤に象牙が使われているからです。
申請書類の提出は郵送でも出来るのですが、何か不備があると余計に時間がかかるので出向いて直にチェックしてもらってから提出する事に。

案の定すぐにミスが発覚!
輸入承認申請書の記入項目に商品名、型及び銘柄、原産地、とあったら当然Harmonium 、Mustel No.8、Franceって書くと思いませんか?
しかーし!違ったのです。商品名Harmonium(Loxodonta Africana)、型及び銘柄0、原産地unknownと書くのが正解。考えてみたら象牙部分が問題なので納得なんですが。
一応グランドピアノの記入例見ながら書いたんですけどね…。Loxodonta Africanaをivoryって書いてくれてたらわかったけどなぁ。まぁよくよく見れば原産地っていうのもおかしい。うっすら引っかかってはいたのですが完全にスルーしてしまいました。鍵盤楽器といえば象牙でしょ?って当然わかってもらえるとものだと思っていました。
税関の人が扱うものは楽器だけに限りません。世界中のありとあらゆる訳のわからない物(ハルモニウムとか)をチェックするのですから誰が見てもわかるように書かなければいけません。当たり前ですね。いろいろ勉強になりました。

ただとてもラッキーだったのは対応してくれた方がとても良い方だった事。私の無能ぶりに呆れながらも親身になってお付き合い下さりミスを修正して、お陰様でなんとか今日中に提出する事ができました!
なんとこの方はトラヴェルソをされるのだそうです。オリジナル楽器の事もとても詳しく古楽界のお話などもちょこちょこっとしながら書類をチェックして下さいました。
もう1つラッキーだったのは申請書を操作ミスで1枚多くプリントアウトしてしまったのをたまたま持ってきていた事!これ持ってなかったら完全に出直しでしたわ〜。

さてこれからはどんな問題が待ち受けているのか?
無事に楽器は届くのでしょうか???



Posted by Nipponharmonium at 21:10│Comments(0)
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