2017年05月30日

輸入奮闘記



ついにハルモニウムが我が家にやって来ました!
楽器の購入を決めてから半年かかりました。長かった…。
通関もすんなりという訳には行きませんでした。その辺の顚末を忘れないうちにまとめておこうと思います。

先日経産省に提出した書類は自分の思い込みで記入したところがことごとく間違っていたのでその反省から今回は前もって税関に電話してどんな準備をすればよいのか聞いてみることにしました。
「まず航空会社からarrival notice が届くのでどちらの空港(羽田か成田か)に届くのか解った時点でもう一度当該税関に相談して下さい」
とりあえず連絡が来るまで待て、ということらしいです。

経産省から輸入承認書が届いたのが4月23日、その日のうちにPDFでオランダに送ったので5月に入ったら何かしら連絡が来ると思っていたのですが待てど暮らせど一向に音沙汰なし…。15日になってやっとHuivenaar氏から「明日か明後日にスキポールに運ぶ」その後「18日に通関して21日の飛行機を予定している」とメールがありましたが結局航空会社からは何の連絡もなく…

22日の朝、滅多にかかってくることのない固定電話が鳴り何といきなり「お客様の荷物が届いています。いつ引き取りに来られますか?」と。
そろそろ届くのだろうと心の準備はしていたつもりですが 飛び立つ前に連絡もらえると思っていたのでまぁまぁびっくりしました。「arrival notice は?」と聞くと「これからお送りします」と。えー⁉︎これから⁇
どうもこの航空会社はDHLやFedexの様な大手と違い個人向けの仕事はしていないらしいのです。普段はプロの業者さんを相手に仕事をしているであろう航空会社のお姉さんは専門用語が全く理解できない私と会話がかみ合わない事に困惑した様子。きっといつもは「着きました」と連絡すれば業者が決まった流れで通関手続きまでサクサクと進めていくのでしょう。素人の私が書類がどこにをあるのか、保管場所、保管料など質問してもすぐには答えられず「後ほどご連絡します」ということなのでとりあえず成田に着いたらしい事だけ確認して成田の税関に電話。
お姉さんとのやりとりですっかり心が折れかけていた私ですが、税関の方は素人の扱いにも慣れていて私が知りたい事を全てクリアに説明して下さいました。
「輸入承認書、インボイス、船荷証券(B/L)があれば誰でもちゃんと通関は出来ますよ。まずは航空会社に行ってB/Lなど必要な書類を受け取ってから税関で手続きして下さいね〜。航空会社の90%はこちらの税関と同じ貨物地区にありますが稀に南部地区にある場合もあります。まぁ多分個人輸入で南部って事はないでしょう。今日いらっしゃいますか?では気をつけていらして下さい。お待ちしています!」
前に電話した時にも感じたことだけど、税関の人は本当に親切で優しい!

その後航空会社からも連絡があり書類は航空会社の代理店にあるとのこと、場所も普通の貨物地区らしいとわかり早速成田へ向かう事にしました。

つづく



Posted by Nipponharmonium at 00:49│Comments(0)
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