2017年05月30日

輸入奮闘記 その2






航空会社から連絡があったらいつでも向かえるように書類やお金(納税用)は用意してありました。
税関の人は通関にかかる時間について「慣れてる人なら1時間、混んでいてPCが使えないと2時間くらい、3時間みてもらえれば確実です」と言っていたので、夕方からは仕事がありましたが「行ける!」と判断。急いで仕事の準備をして(こっちの方は万全に!)家を出ました。

ちょうど高速の集中工事で最寄りのインターが使えませんでしたが、今月は千葉方面での仕事が多く渋滞回避のシュミレーションもしてあったので、そこそこスムーズに成田に到着。
空港へは何度も来ているけれど、貨物地区は初めてなので案内板を見落とさないように気をつけながら進み、無事貨物地区のゲートぐることができました。

代理店の事務所に行きB/Lなどの必要書類とフライトケースの鍵を受取りました。ここまではすこぶる順調。
さて早速税関へ、と思ったら「お客様の荷物は南部地区にあります。通関も南部です」と言われました。個人輸入で南部に行くことはまずないと聞いていたので想定外ではありましたが、時間的にはまだ余裕があったので、ナビに「成田航空貨物出張所」と入力し、いざ出発!
道が理解できないままナビの言いなりに進むのが何より嫌いな私ですが、空港周辺は地図を見てもどれが通れる道なのかさっぱりわからず、とりあえずゲートのおじさんに行き方をザックリと説明してもらい、素直にナビの言う通りにに進んで行くことにしました。

途中までは案内板にも「南部貨物地区」と表示があり順調だったのですが、そのうち大きな交差点があるのに「南部貨物地区」の表記がなくなり俄かに不安に...。感覚としては自分の前方にある気がするのだけれど、ある場所まで来るとナビが「右折です」と言い張るので不本意ながら右折、絶対おかしい…と思いつつも土地勘のない場所ゆえ、ナビに従うより他なく、しばらく言いなりに走り続けた結果…案の定もと居た場所に戻ってしまいました。
きっとどこかで表示を見落としたのだろうと、再度チャレンジ。交差点ごとに慎重に表示を探しながら進みましたがどうしても見つけられません。相変わらずナビはしつこく同じ場所で「右方向です」と繰り返すばかり。ここも従順にナビの指示に従い三度目の正直を期待しましたがダメでした。どうやら完全にリアル無限ループにはまり込んでしまったようです。

車を停めてスマホで改めて検索しましたが、場所はわかってもアクセスのヒントになるような情報は得られず万事休す…。同じ道を行ったところで埒があかないし、今日はここまでか…とあきらめかけた時に、空港ターミナル近くで検問があった事を思い出しました。ターミナルに用はないけれど空港関係者なら南部への行き方も知っているかも、と自ら検問に引っかかりに行ってみることに。
検問にいたのは警察官ではなかったようですが、さすがに空港で働くだけあってこの辺りをよくご存知で「南部地区は芝山です。とにかく芝山方面、と書いてある方にひたすらまっすぐ道なりに進んで下さい。空港構内に入りこむと行けないので気をつけて下さいね。」と。検問の方も税関の方と同様、本当に丁寧で優しくて救われました!
気を取り直してもう一度トライしたところ、絶望的無限ループから抜け出すことに成功しました!
やはりナビが「右折」とウソをついていたことが判明。結局、表示がなくなっても勇気をもって直進し続けるのが正解でした。自分の感覚を信じて進んでいれば良かったんだ!

ちなみに一般道から直接南部貨物地区へ向かうのはそんなに難しくありません。
上の地図を見ていただければわかるように空港に近づくほど難易度が上がるので、迷ったら一度空港から離れてみるのがコツです。ナビの入力は「南部貨物地区」ではなく「坂志岡交差点」とするのがオススメ。(地図の緑色のタグは最初に行った普通の貨物地区。南部貨物地区ではありません)

無限ループのせいで40分ほど時間をロスしたものの、なんとか南部の税関に到着。ふう〜。
いよいよ通関手続きです。

つづく





Posted by Nipponharmonium at 20:18│Comments(0)
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