2017年04月12日
修復の様子【5】 鍵盤枠の修正
鍵盤は演奏家と楽器の繋ぎ目なので、微妙な歪みやガタなどがあっても演奏フィーリングを損ないます。 Huivenaar氏は丁寧に鍵盤周りに手を入れていますので、数回に分けて修復の様子を御紹介します。
先ずは鍵盤の枠組みからキーを取り外しました。

鍵盤枠の後側が3mm反っている。(丸印の箇所)
枠の両端寸法に合わせて切った木片を当て、クランプで締めて寸法を出しています。

枠を裏返してアイロンを当てて修正。

木は熱すると面白いように曲げられます。チェンバロ側板、椅子の曲がり脚なども熱して曲げます。加熱方法は木材の大きさによって様々ですが。
傷んだフェルト類を交換して一段落。写真の左が楽器正面。

次はキー50数本を一本ずつ点検して傷んだ箇所を修復する作業です。
細かくてウンザリしないかなぁと余計な心配も・・・
(TANUKI)
先ずは鍵盤の枠組みからキーを取り外しました。
鍵盤枠の後側が3mm反っている。(丸印の箇所)
枠の両端寸法に合わせて切った木片を当て、クランプで締めて寸法を出しています。

枠を裏返してアイロンを当てて修正。
木は熱すると面白いように曲げられます。チェンバロ側板、椅子の曲がり脚なども熱して曲げます。加熱方法は木材の大きさによって様々ですが。
傷んだフェルト類を交換して一段落。写真の左が楽器正面。
次はキー50数本を一本ずつ点検して傷んだ箇所を修復する作業です。
細かくてウンザリしないかなぁと余計な心配も・・・
(TANUKI)
Posted by Nipponharmonium at 09:24│Comments(0)